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【ブログ】稼ごうとして、いいんです。

すごく大切な話になりますが、この話を深くしようとするとタブーです。でも触れます。みんな食べられるようになって欲しい。ただその一心です。

例えばあなたに演奏依頼が舞い込んできたとして、その際にクライアント(依頼をしてくれた方)から、ご出演料(謝礼という言い方の場合もあり)はおいくらでしょうか?と聞かれたことはありますでしょうか。

こんな時誰しもが、「まだお金をいただくには早い」とか、「自分はまだ交通費を頂ければ十分」と自分を低く低く見積もってしまうか、お金を受け取ることに対してうしろめたさのようなものがあり、「交通費くらいいただけたら…」なんて言ってしまっていませんか!?
それは大きな間違いです。悪いことは言いません。今日以降、もうそのセリフを言うのをやめましょう。

何故なら、依頼をいただいている時点であなたは、(本当にありがたいことに)クライアントがあなたの演奏を求めてくれている。つまり、これまでしてきた血の滲むような努力が認められたということです。

もちろん、いただける出演料はその演奏の規模感や相手方の予算にもよりますが、少なくとも「呼びたい」と思ってもらえているわけです。嬉しいですね!

ここが一つ落とし穴です。嬉しいから。ありがたいから。からと言って上記のようなネガティブな遠慮をするということは、つまり例えるとこういうことになります。

・自分が常日頃、悩み、苦しみ、失敗したりしながら、寝る間も惜しんで一生懸命に育ててきたモノを安売りする。
・クオリティーの高いものを届けようとかけてきたレッスン代や練習の為のスタジオ代、楽器代、消耗品費などの先行投資したものの回収ができなくなる。
・あなたが提示しようとしている金額がそもそも相場の金額を変動させる可能性がある。自分のみならず、同業他社や後世にも影響を及ぼす。

大きく分けてこの【ネガティブな遠慮】をすることで得をするのはクライアントだけ。あなた自身も、その周り(つまりその業界、界隈)も、後世にも良い影響は与えられません。

もっと言えば、そこでいくばくかの収入を得られなかったら、そのマイナスを補填するために、本当は翌日は休みを取って映画でも観に行き、そこで得た感動体験をまた自分の音楽に生かすぞ!と意気込んでいた明日もバイトをすることになります。

何度も言いますが、お金をいただきましょう!いただいていいんです!!

そうしないと、いずれ活動を続けていくことが難しくなります。息詰まるからです。そうなった時、あなたを応援してくれているあの人になんと言うのですか?

でも、どんな業界でも同じだと思いますが、それが大体いくらぐらいなのか、自分で自分に値段をつけるってすごく大変だと思います。でも、自分の値段をつける為のロジックはある程度あるんです。

次回はその内容を書きますね。

もっと学びたい人はこちら→声松優一ミュージックLABO

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