【ブログ】出費を知らないと、食べていけない。
前回のブログで、フリーランスとして活動する方が陥りやすい【安売り】を完全否定する内容を書かせていただきました。
あなたの背中を押す内容になっているはずです。まずは、是非そちらを読んでいただいてからこの先を読むようにしてみてください。
フリーランス歴で言うと、僕もまだ15年くらいです。
この15年の間に食べられなくなるくらい大変だったのは、2回。でもそれ以外は、ありがたいことに何不自由なく暮らしています。
必要な時に機材投資をするだけの資金がいつも手元にあり、着たい服を着て、食べるものにも困らず、ライフワークとなっている音楽に関わるボランティア活動なども。
もちろん、始めてからいきなりそうなったわけではないですし、常に考え、試し、失敗して、立ち上がり、また失敗をして…ということを繰り返して、やり方をブラッシュアップさせてきました。
それを皆さんに、可能な範囲で共有してしまおう、というのがこのブログです。
まずは、価格設定。自分の値段を決めましょう。
と言っても、難しいですよね。自分に値段をつけるなんて。なんとなく後ろめたい…相場がわからない、という人は、その考え自体を改めていきましょう。
僕もこの部分は、相当失敗してきました。だからこそ、書けることかもしれません。
前回のブログで書いた通り、価格設定にはある程度のロジックが3ステップあります。
その1!【それをする為に、いくらかかるか?を試算する。】
例えば、練習する為のスタジオ代。買い換える弦。そこに行くための交通費。誰かと一緒にやるのなら、リハーサルや打ち合わせや謝礼代。
その2!【見えない出費を試算する】
例えば今あなたがバイトをしているなら、リハーサルやライブの時には、休みを取ることもあるでしょう。その場合は、バイトに入っていたら稼げていたであろう金額が見えない出費です。
その3!【自己投資する為の分を試算する】
例えば僕なら、ボイトレに一回行けるだけの利益を得るとか、新しいマイクやその他諸々の機材、楽器など。
そして、その1+その2+その3の合計金額が、自分への値付け初心者がまずやることです。
スタジオに3回入り(個人練1時間600円×3)、弦を900円で買い、シフトを2回減らし(8,000円×2日)、利益を2万円得て、それぞれ交通費もかかっていることを考えると、全部でいくらになるか?を考えるわけです。
もちろん、いきなりこれを請求するわけにはいきませんが、最初のステップはこれを理解するところから。
実際の現場では、なかなかそこまでの予算を取ってないからじゃあまた機会があったら…と頓挫してしまったり、そもそも予算がないってところもあります。
そういう場合どうするか?次回はそこを更新します。
もっと学びたい人は、こちら→声松優一ミュージックLABO