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【ブログ】報酬が出ない案件、引き受ける?断る?

さて、前回の記事では、自分にどうやって値段をつけるのか?その基準や考え方を書きました。

今回は、難題です。【もし、相手方に予算がなかったらどうするの問題。】

こんな時に頭の中で考えるのは、ずばりメリットとデメリットです。こう書くと、メリットとデメリットで仕事を選ぶのかよ!と文句を言ってくる人もいます。こういうことを言ってくる人がいたら、僕ならその人とは仕事しません。だってその後もめんどくさそうじゃないですか。

こういうクリエイティブな仕事をしている以上、「イラッとする」とか「違和感を感じる」ようなことは作品や音に顕著に出ます。その全てがダメだと言っているわけじゃないですよ。でも、許容範囲内にしておかないとあなたの作品に本来なら入れたくないエネルギーが入ってしまいます。これは確実です。

さて、本題に戻ります。

例えばもしも、相手方に予算が無い。でも演奏に来て欲しい。という依頼があったとします。その時の僕の思考はこう働きます。

①そこで演奏すると何人の人に聞いてもらえる?もしくは、継続的なファンになってくれそうな人(層)がいそうかどうか
②物販はできる?(超重要)
③物販が無くても、ご来場者にその場でYouTubeチャンネル登録してもらえる?SNSのフォローは?
④来場者の方にタグ付けした投稿をお願いできそうかどうか
⑤チラシを配ってもらえるかどうか
⑥次の仕事や、新しい出会いに繋がりそうかどうか
⑦自分の経験値がどれくらいアップしそうか

まずこれを考えます。目先に報酬だけを追うと、結果として後々食べられなくなることは確実なので悪いことは言いません。活動を続けていきたい人は、中長期的な目で自分を見てください。

何が言いたいかというと、【相手からメリットを提示されるのを待つな。】ということです。積極的に自分から聞きましょう。メリットを見出そうと最大限努力してください。自分のことなのだから、そこを相手に委ねてしまう人、与えられるのを待ってしまう人は今すぐ心を改めましょう。命を与えられた時点で十分過ぎると思いませんか。生まれてこなかったら、こんなに幸せで大変な(笑)活動できなかったわけですから。

具体的には、何人くらいの方がいらっしゃるのですか?どんな方がいらっしゃるのですか?物販してもいいですか?SNSのチラシ配りしていいですか?是非一緒に写真を撮って、ハッシュタグをつけてツイートしていただけるように伝えていただくことはできますか?などなど。

全部聞いた上で、報酬をいただけないというデメリットをメリットが上回らないと思ったら、断りましょう。引き受けても辛いだけです。次です。次。

そして、こういうことを聞くのは失礼にあたるのでは?と思う人もいるみたいですが、そんなことありません。こちとら一生懸命なのです。続けるために、夢や希望を見出し続ける為に、私たちが先輩たちに見せていただいたように、自分の後輩たちが【ミュージシャンって素敵だな】と思ってもらえる環境を絶やしてはいけない。見られる夢の数、選択肢は多ければ多いほどいい。その一端を担っていることをもっと自覚しなければなりません。

かく言う私は、前回書いたこともここに書いてあることも全部実践できず、過去にだいぶ痛い目に遭いました。いわゆる、【失敗】というやつですね。
皆さんも、たくさん失敗してください。それでも立ち上がることができるのなら、必ず上手くいきます。
というか、それでも立ち上がることができないのなら、上手くいくことはきっとありません。

「やばい!どうしよう!ピンチ!」という時の対処法や個別相談などは今後、オンラインスクールの会員向けに積極的にやっていこうと思っています。

会員限定の無料コンサルや、オンラインでの定期的な勉強会もやっていくつもりで今スマホアプリの設定を進めているところです。

気になった方は是非一度、ここを覗いてみてください→声松優一ミュージックLABO

さて、次回のブログは【実際の交渉段階で気を付けること】をアップします。

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