相棒の勇姿を見に、札幌へ。
何かと一緒にモノづくりをしている相棒、岡元邦治が精魂を込めて挑んでいるREDA舞神楽というよさこいチームがあります。
そのチームが力を入れているのが、YOSAKOIソーラン祭り。新型コロナの影響で中止続きだった同大会が今年3年ぶりに開催されるということで、応援に行ってきました。
ブロック3位で敗退かと思いきや、敗者復活でセミファイナルに出場が決まり、ここからの下克上を見とけと、本番前に岡元から連絡がありました。
結果は、セミファイナルで敗退。
やり切った、でも届かなかった。次を見据えて後世に残せるものを創り出そう相棒!と気丈な連絡をもらい、新千歳空港に向かう電車の中でグッとくるものがあり、思わず涙を流してしまいました。
でも、カッコ良かった。演舞を見て、最高に心が震えた。涙も鼻水も流れ、100人を超える踊り子のひとりひとりから惜しみなく放出されるエネルギーが一直線に自分の心に届いて、気付いたら立ち上がって頭の上に腕を上げて拍手していました。
彼はよく言います。
【勝っても負けても涙が流せるようなものをやりたい。】
その一心で、がむしゃらにやってきたのです。
結果、それでも負けた。何かが劣っていた。届かなかった。足りなかった。
コンテストというものは、そういうものです。そうじゃないと勝負がつきません。
技術点なのか、芸術点なのか、アイディア点なのか、この大会が何を基準に点数をつけるか僕にはわかりませんが、少なくとも僕の心にあの演舞は刻まれ、感動し、よし明日からまた頑張るぞという原動力になったことは間違いありません。
人生においてこれ以上のものを求めていないので、僕は彼から、そしてREDA舞神楽から、また命を繋いでもらいました。
ありがとう。