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奄美大島で公演!

全国各地での講演、公演、演奏、レッスン依頼〜奄美大島編〜

9月23日から、奄美大島に行って参りました。その日までにオンラインでレッスンを重ねた奄美大島の皆さんと、朗読劇の公演をする為に。

 

予め、「奄美のこと何も知らない声松優一に紹介するつもりで、奄美と言ったら…という言葉を集めて曲を作ります!」と宣言し、

メロディー未完成のまま飛行機に。不思議と焦りが無いのは、【奄美で感じたことをそのままメロディーにしたい】という思いがあったからです。

案の定空港に着くと、そこかしこから地元千葉では聞かない現地サウンド。(主に三線のサウンド)

到着して早々、近くの楽器屋に連れて行って欲しいとお願いして、三線を買いに行きました。無事に三線をゲットしたまでは順調。でも、あることに気付きました。

『俺、三線弾けねーや…』

しかも、なんとなくこんな感じかな?と弾くそのフレーズは、奄美大島の方からすると「それは島の音じゃないなー。沖縄のサウンドですよね」と…。

焦りました。数時間後にはその歌を披露することになっていながら、島のアイデンティティーを集めた言葉と楽器を弾き歌うのは千葉の人間。

YouTubeで、友人の城南海が歌う島唄をとにかく聴きまくり、自分にダウンロード。聴けば聴くほど琉球音階とは全然違い、奄美大島特有のリズムと音階、魂の震えのようなものを感じるのです。

これまでに無いくらいに集中し、ただひたすら奄美サウンドに浸かりました。何時間経ったのかわかりませんが、なんとなく最初の一音が出たので身を任せると、

「今のは島の音だ!」と現地の方から言っていただき、その瞬間鳥肌が立ったのを覚えています。

導かれるようにできたその曲を本番で披露中、現地の方が指笛を鳴らしてくださったのです。

「島のリズムだったから!体が勝手に鳴らしてました。」

と言われた時は本当に嬉しく、安堵のため息が出たものです。思い返せば、これまでに何百と作曲してきたその全ては、

そこに鳴っているべき音をその場で感じて創るやり方でした。

今回も無事に完成して良かった!奄美大島の皆さんのおかげで、声松優一の中に奄美大島のサウンドが刻まれました。本当にありがとうございました。

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